吉里吉里国・迎賓館(ボランティアハウス)の引っ越し

11月26日、いよいよ迎賓館の引っ越しの日となりました。
間口・4,10m、奥行き・5.4mの大きなハウスです。
全国・海外から来てくださったボランティアの方々の想い出が、いっぱい詰まったハウスです。
屋根に立つのは松村紀貴君

10トン・トラックに載せられるところです。
当初、我々の手でハウスを分解して運び、移転先で再度組み立てる予定でした。
地元の方が「そのままの姿で、俺が運んでやる。」と言ってくれたのです。
本業を犠牲にして手伝ってくれました。

悪戦苦闘の末、ハウスはトラックの荷台に収まりました。

津波の爪痕を残した吉里吉里海岸の砂浜を左手に見ながら、ハウスはゆっくりと進みます。
目的地はもうすぐです。

津波で流失した住居跡を過ぎようとしています。
このカーブを左に切れば、移転先はそこです。

吉里吉里の海も、山も、町も夕映えに光る頃でした。
長い一日でした。
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