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 東日本大震災から10年  ~ 私たちの思い、願い、祈り ~


   ⦿皆様からの励ましの言葉等を頂き、令和2年度の事業活動を滞りなく無事に終了し、
     当初の計画通りの成果を上げることができました。 ありがとうございました。
                  感 謝                 

令和2年度事業一覧_1
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 ⦿震災から10年が経ちました。振り返りますと、それは一瞬の時空でした。
   当団体を設立した経緯を、いま改めて嚙み締めています。

               2011年3月11日 午後4時17分 撮影
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 津波の最後の浪が退いた後、あらゆるものが流され、街は消えていました。

 見回すと山があった。集落を取り囲む森だけは、震災前と同じ姿で残っていた。

 『山がある、俺たちはやっていける! 森と共存し、その恵みを受容する在り方
 生き方を、森が教えてくれる!』 と念じました。

 何か目に見えぬ力により、私たちの命は助けられたのだと思っています。

 遺してもらった人生を、何かのため誰かのために活かそう! と誓いました。


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 ⦿当団体スタッフが震災直後に、家族の安否を大切な人たちに知らせるため、ツイッターで
   全国発信した文面を記します。 (彼は、今から45年前に福岡県から岩手県吉里吉里に移住しました。)

  避難所での生活が続いています。家族は全員無事です。

  35年前に体一つでの生活を、この町で始めました。

  当時、親戚・友人・知人は皆無。疲れを知らぬ体だけを持っていました。

  全ての物を失った今、それでも私には心かよう仲間が大勢います。

  廃虚の街に立ち、「35年前に戻っただけのことなんだ」と自分を慰めています。
   
  援助物資等、必要なものは何もありません。欲しいものもありません。

  津波で犠牲になられた方々に、
  全国各地の空の下より、皆様の合掌をお願い申し上げます。

  吉里吉里の海は、今日も穏やかです。

  私に憂いはありません。
                               2011年3月20日


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プロフィール

吉里吉里国

Author:吉里吉里国
<海と協働する林業>
<ひとつの集落、ひとつの林場>
 の実現を目指しています。

私たちは、森の中で汗と土にまみれて働く、名も無き雑草人です。

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